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勝手に読み間違えていく人がどんどん成功していく

学校の国語のテストでは「正解は絶対にこれ以外認められません」と決められていました。
確かに模範解答は正しいのです。
誰もが反論の余地のない正解です。
ところが不思議なことに、模範解答を選んで○をもらうために生きている人たちは揃いも揃ってあまり幸せそうな顔をしていないのです。
反対に、好き放題に読み間違えている人たちはみんな幸せそうな顔をしています。
大人の国語では読み間違えたもの勝ちです。
「どこにもそんなこと書いていないのに…」と、著者から叱られてしまいそうな解釈をして勝手に1人で興奮してアクションを起こす人が成功します。
(中略)
人生は勘違いしたもの勝ち。
勘違いし続けることこそがその人の才能だ。

(千田琢哉『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』より)

皆様お疲れ様です。ピースです。
昼は日差しが多くて暖かい日もありますが、朝晩は冬を思わせる冷え込みになってきました。
体調に十分気を付けて過ごしましょう!

本題は、今回も、スタプラ報告を挟んで前々回と同じ、千田氏からの本の引用です。
私、小中高と一番苦手な科目は「国語」、特に「現代文」でした。
センター試験(現在の大学入試共通テスト)でも、数学、理科全科目満点、英語と社会も9割近く(ただし、「ゆとり教育」として有名だった教育課程の初めの年ということで、難易度は低めだったのですが^^;)取れましたが、
国語だけが7割くらいしか取れず(漢文は割と良かったけど、他が…でした)、全体で9割に届かなかった、という感じだったんです。

ただ、私の高校は(多分、全国でも一流と言っていいクラスの)進学校だったもので、その時の国語科の先生は、「この先生にしっかり添削指導をしてもらえば、東大の記述も心配ない」というOB等からの評判がある方でした。
そして、やはり私から見ても、授業や演習の内容は全部は理解しきれずとも、教養力が凄まじいお方には間違いなかったです。
(ちなみにその先生は、後に一線からは退かれ、学校図書館の館長も務められていたようですが、今はどうか分かりません。ただ、年賀状は今のところ毎年送付して、返事も来ています。)

理系でも、国公立2次や私大の記述では(一般に)英数理3教科であっても、「国語力」ってのは、(大学入試のような「悪文解釈力」や、「文章の背景にある高度な文学・哲学的知識に基づく思考力」などがそれ以降も必要になるかはさておき、)レポートやら学術論文やら読み書きするためにも、それなりに必要になる、というのは間違いないですよね。

さて、引用元の著者の千田氏も、「大学に入学するまで、漫画以外の本は1冊も」読んだことがなく、「読書感想文はまるで拷問」だったとおっしゃるくらいで、そのレベルから高価で分厚いものも含めて大量の本を読まれ、さらには自らも執筆をされるまでに至ったそうです。

仕事だけでなくプライベート含めて得た色々な経験や知識を自分なりに解釈して、文章にするというのは、上手下手は問わず、面白いものですよね。
私も、メインブログのビジネス・自己啓発カテゴリの時から、いろいろなフレーズ引用をして、私なりの考察を書いてきましたが、
大概書きたい放題書いています^^;
ので、原著者の方に当たられたら、「俺、そんなこと言うてへんのやが」っていうこともたくさんあるだろうと存じますw

修正要望には真摯に対応するとして、今後とも「間違う」ことを恐れず発信していきたいものです。


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国語教育の大切さを説かれていらっしゃる、『国家の品格』でおなじみの藤原正彦先生の本も↓
本屋を守れ

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