エピソード08
カレーを食べて
ひどい腹痛になるが
将棋を指したい一心で
立ち上がる将棋への愛が体の不調を超えた瞬間
藤井の研修会時代は苦難はあれど楽しい思い出が詰まっていたが、一度だけ大きなピンチがあった。あるとき藤井は、昼食にカレーを食べた。カレーを食べること自体、当時の藤井にとっては珍しいことだった。そのせいか、カレーの辛さは問題なかったものの、食べ慣れない香辛料によってお腹を痛めてしまう。お腹の痛みで真っ青になり、将棋すら指せない状態になる藤井。それを見た棋道師範の竹内は、急いで藤井の家に連絡し、祖母が迎えに来ることになった。しかし藤井の家から教室までは1時間ほどかかるため、藤井はその間布団で横になっていた。
祖母が到着すれば、家に連れ帰られてしまう。そうなれば当然、将棋を指すことができない。それは将棋をこよなく愛する藤井にとって、お腹の痛みよりも辛いことだったのだろう。そろそろ祖母が到着するかという時間になると、横になっていた藤井は突然立ち上がり、なんと対局を始めようとした。その姿には、どうしても将棋を指したいという藤井の強い思いが見えたそうだ。
(DIA collection『藤井聡太語録 言葉から紐解く若き天才の思考術』より)
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皆様お疲れ様です。ピースです。
2週連続更新なんて、久しぶりですね^^;;
そして、メインブログ(あちらも更新止まっていますが^-^;;)からこちらにスタプラ記録と読書レビューを移してきましたが、本からの個別引用もそれ以来初めてです。
これはブログでは初めてのカミングアウトですが…
実は私、一般的には「神経症」と呼ばれている症状、具体的には
- 社交不安(対人恐怖特に女性恐怖症、視線恐怖)
- 心因性頻尿
- 過敏性腸症候群
etc. の症状により、
- メンタルクリニックでの定期的な診察
- メンタルヘルス系の自助グループ(上記のクリニックで勧められたわけではなく、別系統で)
に通っています(グループ名等はまだ伏せときます)。
で、これだけStudyplusの記録をほぼ毎日(ブログはここ最近サボって間が空きましたが、スタプラでの記録自体はその間にもあります)アップするというのをやっているのもあり、私自身も、
気持ちは負けず嫌いで向上心が強い、
でも、考えすぎてなかなか行動に移せない、
というところがあります。
それで、2年前は繁忙期明けにコロナ鬱のような症状に襲われ半年くらいの(実質)休職に追い込まれ、復帰して以降も予期不安と思しき体調不良が時々現れています。
そして一昨日(10/13)も、急性の腹痛と倦怠感で会社を休んで内科通院、次の日つまり昨日(10/14)に上記メンタルクリニックでの血液検査(身体性の原因がないかを見分けるため)と、自助グループへの参加を一日でこなしておりました。
そんな中で読んでいた本、そしてワンフレーズが、これだったんですね。
たまたま「腹痛」ということで、そして私もこんな感じで腸が強くないにもかかわらず辛い物は割と好きということで、目につきましたw
藤井聡太さんの八冠制覇、誰もが認める大偉業といっていいでしょう。
で、この本は2018年4月に発売された本ということで、発売当時、つまり5年半くらい前は六段(「六冠」じゃないのか!?と思ってしまうくらいですけど…)だったそうです(この年の5月に七段昇段されていた模様)。
当時16歳ということで、高校生活と将棋の両立をどうするか??といったことに関する彼自身の自分なりの考えもお持ちだったことがうかがえますね。
「いざ行動」となると臆してしまいがちだけど、だからと言って休み続けると「このままじゃ駄目だ」という気持ちになってしまう私にとっても、
藤井八冠のこの執念、見習いたいものです。
引用本はhontoの電子版がない模様なので、こちらを↓
週刊現代別冊 藤井聡太を見たか。 前人未到の領域へ
藤井さんを「令和の伝説」とすると、「平成の伝説」と言って間違いない羽生善治氏の本も↓
大局観 自分と闘って負けない心
メインブログでの将棋関連エントリ↓
将棋竜王戦のカンニング問題の話(1)
将棋竜王戦のカンニング問題の話(2)
専門・現場と管理・経営という立場の違いについて-日本将棋連盟の問題に思うこと